肩こり、腰や膝の痛みはどこからくるのか
痛みの根本原因は筋肉のロックにあるのです
筋肉の拘縮・筋肉の強張りが、腰痛やひざ痛・肩こりなど痛みや痺れの主な原因です。
筋肉を包む膜(筋膜)も同様に痛みの原因となり、緩め整えていく必要があります。
私たちの生活運動や臓器運動(内臓の動き)を支え、また、力を出したり熱を作り出す原動力となっている「筋肉」。
普段あまり意識されないかも知れませんが、実は筋肉無くして私たちの生活は成り立たないのです。
そしてこの筋肉(筋線維)の中には、筋紡錘という「筋肉の伸び縮みを感知する装置(センサーの役割)」があります。
例えば、普段の生活の中でのアクシデントで筋肉に無理な力がかかった時には、筋肉がそのせいで伸びきってちぎれないように瞬時にこの装置が「危ない!切れそうだ!引っ張られ過ぎないように縮んで護れ!」という信号を出します。
そうすると信号を受け取った筋肉は、引きちぎられないように反射的に「ガチン!」と固く縮んで筋肉組織や周辺の関節を護ります。
急に引っ張るとガチンとロックして動かなくなる車のシートベルトを同じような仕組みです。これを「伸張反射」と言います。
この伸張反射は、体を護る役割としてとても大切です。
もし、この役割が正常に機能しなかったら、アクシデントが起きた時に筋肉はちぎれ、靭帯断裂、骨折というような大きなケガをする事にもなりかねません。
交通事故などによるムチウチや肉離れ、捻挫、ギックリ腰などはこのような状況下で多く発症します。
加えて、強く揉む・叩く・グリグリと押す・牽引する、などの行為により筋肉に強い刺激を与えることでも護りに入る習性があり(防御性収縮)、更に硬く縮み続けてしまいます。
また、持続的な力が働く中で徐々に縮んでいくこともあります。
例えばお仕事時などで同じ姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし等)を長時間続けると、やはりここでも筋紡錘がその負荷から体を護ろうとするために「縮みなさい」という信号を出し、筋肉は硬く縮んでしまいます。
「特に大きな出来事やアクシデントはないのに痛くなった…」このような場合はこのケースにあたります。
慢性的な腰痛や肩こり、姿勢の歪みなどはこのような持続性収縮でも発症します。
そして、そうやって硬く縮んだ筋肉はただ放っておいても元に戻ることはなく、ずっと縮んだまま(自然に緩むことができない)の状態が続きます。
この状態を「筋肉の拘縮(ロック)」と言います。
*さえさえでは、「筋肉の拘縮」または「筋肉の強張り」の状態のことを「筋肉のロック」と表現しています。
この拘縮(筋肉の強張り状態)は、前述の筋肉の伸び縮みを感知する装置(筋紡錘)が「もう緩んでもいいよ。」という信号を筋肉に出さない限り解除されません。
急ブレーキなどでロックして動かなくなったシートベルトを外すように筋肉に対しても働きかけをして筋紡錘からの信号をストップさせない限り、例えば、腰痛(筋性腰痛症・筋筋膜性腰痛)を引き起こしている筋肉は体を護るために拘縮し続けます。
つまり、いつまでも腰に痛みや違和感を感じ続けるのです。そして、上記のような筋肉の性質上、腰が痛いといって腰を押したり叩いたりしても痛みが改善することはないのです。
勘違いや思い込みで決めつけてませんか?その痛み
筋肉がロックして痛みに変換されるメカニズム
凝った肩をトントン叩いても、痛む腰や膝をグリグリ揉んでも効果がないのは理由があります。
ただ闇雲に、押したり叩いたりして刺激を加えても反って痛みの悪化を招きかねません。
多くの痛みの根本原因は、筋肉がロックされ硬く縮まる事により、疲労物質が溜まって酸素が筋肉の細胞内に入りにくくなった酸素欠乏に関係しています。
また、関節の動きが悪くなって、危険信号のサインとして「痛み」が起こる場合もあります。
筋肉の正常な状態。しなやかに動き、スムーズに伸縮します。
「縮む」と「緩む」の動作がスムーズに行なわれ、筋肉内を流れる血液も滞りなく流れ、酸素や栄養が足りている状態です。
筋肉に急激な力が加わる、または過度なトレーニングや長時間同じ姿勢を続けた、などで負荷が掛かると…
交通事故や激しい筋トレの様な急性的な要因はもちろんですが、長時間のデスクワークなども実は筋肉に強い負担になっています。
筋紡鍾(センサー)から「縮め!」の指令が出ます。すると、組織や関節を護る為に筋肉がギュッ!と硬く縮みます。*筋肉がロックする状態
これは、私たちが考える間もなく、体が瞬時に反応する機能です。「伸張反応」または「脊髄反応」と言います。
ロックして硬くなった筋肉は、血流が悪くなり酸素不足になります。
この状態の筋肉は、揉んだり・押したり・温めたり・引っ張っても、元の状態には戻りません。
そして、酸素欠乏になった筋肉が酸素不足を脳に伝えます。
筋肉の酸欠状態を、周辺の神経が電気信号で脳にその情報を送り伝えます。神経は「電気を送る電線」の様な役割りをしています。
伝えられた脳は「痛み」を感じます。
「筋肉の酸欠状態」の電気信号は、脳では「痛み」と認識されます。また、「凝っている=コリ」の感覚は、筋膜が硬くなるとこで起きるうっ血による鈍痛です。(筋膜の拘縮→脳がキャッチ・鈍痛と認識→コリを感じる)
放っておくと悪化する痛みの種類
筋肉の拘縮(ロック)を解除しないと増す痛みのレベル
第1段階
筋肉を護るためのスイッチが入ると、筋肉はギュッ!と身を縮めて自分自身を護ろうとします。
初期状態では、痛みなどが出ることもあまりなく「筋肉の強張り」もほとんど意識されることはありません。
第2段階
強張った筋肉は、伸びることも縮むこともままならず周りの筋肉に影響を及ぼし始めます。
最初に強張ってしまった筋肉の働きをカバーするために周りの筋肉に無理がかかり始めます。
すると、周りの筋肉も刺激に敏感になりちょっとしたことで「筋肉を護るためのスイッチ」が入りだします。
「強張った筋肉」の範囲が拡がってくこの頃から、痛みや違和感・コリが意識され始めます。この段階では、強張った筋肉を圧迫すると痛みを感じます。
第3段階
この状態をさらに放置すると、徐々に身体は痛みに鈍感になり少し状態が良くなったように感じることがあります。
訴えられる痛みは、鈍痛・重い・だるいというふうに表現されることが多いようです。
「筋肉の強張り」を慢性化した状態です。
この段階の筋肉を圧迫すると「痛気持い良い」とか「くすぐったい」という感覚になっています。
この段階になると、「強張った筋肉」には血流障害が起こり、筋肉の栄養である酸素やナトリウムなどミネラル群が供給されにくくなってきます。
第4段階
さらに放置すると筋肉はますます強張り、筋肉を包んでいる筋膜などが水分を失ってひからびたようになってきます。
この段階の筋肉を圧迫すると、触られている感覚が鈍くなり、感触はゴリゴリした感じになってきます。
第3段階・第4段階の頃の筋肉になると、ほんの少しの刺激でも敏感に反応することがあります。
ぎっくり腰や寝違い、脚がつるなどの症状です。背骨や骨盤の歪みがはっきり現れるのも大体この時期です。この段階になると、ストレッチをすると痛いだけ。
頑張って無理に伸ばすと逆効果です!
ますます筋肉は防衛(防御性収縮)の為に収縮します。
同じように、強いマッサージなども逆効果です。
勢いをつけてカラダを「ボキボキッ」といわせる様な骨の矯正をしても、筋肉の状態までは変えられないので、すぐに元に戻ってしまうことも多いようです。
こういった「筋肉の強張り」を緩めて、筋肉・筋膜を元の健康な状態に戻すために行うのがさえさえの整体法です。
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