筋肉の中の〝護る”仕組みについて

こんにちは! saesae 佐伯です。

 

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なんだかやっと、冬ですねー。しかし、まあ近頃よく雨の降る事・・・

腰痛や膝痛をかかえておられる方にとって、寒さで血行が悪くなり易いこの時期は、着る服が増えることで疲労感も増してしまうし、加えて落ち葉だらけの歩道や雨降りの日は足元が滑りやすくなったりでちょっと辛い時期かも知れません。

そんな方々のお困りは、saesaeの整体で改善し、この時期を少しでも快適にお過ごしいただけたらと思います!

 

さて、今回は「筋肉の中の"護る”仕組み」についてご案内します。

私たちが普段、自分の思うように身体を動かす事が出来るのは、「骨格筋」と言う筋肉が常に伸びたり縮んだり頑張っているからです。

日常の何気ない動きも、スポーツ等での素早い動き・力強い動きも全て私たちのカラダを構成する「骨格筋」があればこそなのです。

特に女性の方は、「筋肉」を日常であまり意識されることは少ないかもしれませんが、とっても大切なことなので是非読んでいただきたいです♪

自分の意志で動かしているので、「随意筋」とも言います。

※自分の意志で動かしたり止めたり出来ない筋肉を「不随意筋」と言い、心臓の心筋・内臓の内臓筋はこれに当たります。

 

**筋肉の中には筋肉を護るセンサーがある!***

筋肉は、沢山の筋繊維の集まりがまた更にまとまって束になり、筋膜という膜に包まれて一つの「筋肉」として成り立っています。そしてその筋肉の中には「筋紡錘」(きんぼうすい)というセンサー(受容器)が存在します。

このセンサーは、筋肉(組織や関節)を護る為の働きをします。

 

☆下図は筋肉(骨格筋)の構造を表したものです。
(秀和システム 筋・骨メカニクスより)
もう一度、簡単な流れで言うと。。。
① 細ーい「筋原繊維」が束になって 「筋繊維(筋細胞)」になる。
② 「筋繊維(筋細胞)」が束になって 「筋束」になる。
③ 「筋束」が束になって「筋膜」に包まれ 「筋肉」(骨格筋)になる。
私達が「筋肉」と認識するものはここの状態ですね。
そして、この複雑な構造のうち、「筋紡錘(きんぼうすい)は「筋繊維(筋細胞)」と並列に存在しています。

 

**筋紡錘(センサー)はどのように筋肉を護るのか。***

筋紡錘は、(筋肉を護るために)筋肉の伸び縮みを感知するセンサーです。
この筋紡錘は、「ひゃー!筋肉が過剰に伸ばされた!!」と感知したときに、脊髄に信号を送ります。


脊髄は危険防止(護る)のために筋肉を収縮させる信号を筋肉に送り、その信号を受けて筋肉は(勝手に)収縮します。

例えば、誰かに急に腕を引っ張られたら、ぎゅっ!と腕に力が入りますよね。あれです。


これを「伸張反射」といいます。

この反射は、脳からの信号で起こるのではなく、筋肉と脊髄の間で起こるので「脊髄反射」という言い方もされます。
もし、この「伸張反射」が起こらないと、過剰に伸ばされ続けた筋肉は切れてしまいます。

※「伸張反射」は、筋肉が不意に伸ばされた時はよく働き、意識してゆっくり伸ばされた時は働きが鈍いという特徴があります。

 

交通事故などでいきなり「ドン!」っと首に衝撃を受けた場合、首の筋肉(実際は、肩や背中、衝撃の強さによっては腰の筋肉までにも及ぶ)が瞬間的に収縮し、首の筋肉が切れて首の骨が折れるのを防ぎます。
伸張反射のお陰で私たちの身体は取れなくて済んでいるとも言えます。

このように筋肉(骨格筋)は、筋組織の集合体で構成され、私達が日常身体を動かす為に伸縮したりするのと同時に、伸張反射により(瞬時に護ることで)筋肉自体が損傷するのを防いだりしています。

 

筋肉は、私たちが認識している以上に繊細に働き、私たちの身体を支え護ってくれています。

では、そんな筋肉の"護る”仕組みがどのように痛みの原因、拘縮に結びつくのか…を、次回ご説明しますね!



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